2009年11月6日金曜日

エコ商品って、本当に環境に良いのか?

このごろ、何でも「エコ」とついているのですが、本当に、それが環境に良いのか、怪しいなぁーと思うものが少なくありません。
たとえば、
「紙を使っているのでエコです」
とある商品。

紙は原材料が木材ですが、熱帯雨林の違法伐採であれば、少なくとも、原材料的には、エコロジーでは無いと思いますよね。

同じように、
「サイズが小さくなったので、エコです」
という商品も、もともと、石油を使って作っていて、ほんの1%とか原材料の使用が減って、かわりに10%販売料が増えたのならば、地球への環境負荷は、ぜんぜん減っていない訳です。

このへんは、いまの社会構造上、いかんともしがたい面はあると思いますが、何と何のトレードオフの中で、こちらを選んだという情報は、ちゃんと出して、それを買う人が、選んで行くようにしないといけないと思っています。


そういう意味では、私たちがいま始めている、太陽光のシステムも、シリコンという地下資源を使いますし(埋蔵量は石油とは比べ物にならないぐらいありますが、、)、石油や鉄、さらに製造過程で、たくさんのエネルギーを使います。けれど、将来、ずっと石油やウランを燃やし続けるのに比べて、太陽からの無限のエネルギーを使う方が、安心社会には近いよね、と考えているので、オススメしています。

これから、そんな視点で、ちゃんと環境負荷を計算して、それを、みんなで見ていく、そんな時代になってくると思うんですけどね。

0 件のコメント:

コメントを投稿