地球温暖化防止のために役立つとされている環境(炭素)クレジット
仕組みだけ聞いても、ピンと来ないというのが現実ですよね。
このような活動を行っている自分も、CERなどは、なにか空気の上のような話で、
「本当に環境に良いのかい?」という気持ちを、ずっと持っていました。
が、このごろ、環境もケアしながら事業を拡大していきたい大企業のお客さまから、
「どのような仕組みでクレジットを事業に取り組めばよいか?」
と聞かれる機会が増えてきたので、いままでもお付き合いはしていたのですが、
再度、広い範囲のクレジットを扱っているプロバイダーの方々と
たくさんお話しするようになりました。
そこで見えてきたことは、「ただ単に、クレジットだからよい訳ではない」ということです。
信頼置けるプロバイダーで、真面目に環境のためにクレジットを活用しようとしている方は、単なるCO2のオフセット商品としてのクレジットの利用に疑問を持っています。
逆に言うと、国連が認めている世界中にあるCDMプロジェクトでも、
「本当に環境のためになるのか?ならないのか?」(+失敗時のリスクはないか?)
と、見極めて使う必要があるのだろうと。
自分たちの企業で、これからカーボンオフセットをしていきたい、とお考えの方がいらっしゃれば、ただクレジットを買ってくるのはNGです。
ここはグローバル市場の購買者としての選択の責任が問われているのと同時に、自社として、世界のどのような環境保全活動に対して寄与できるのか?を考える良い機会です。さらに、その結果を、国内の人々にアピールすることで、効率的にCO2を減らせるだけでなく、効率的に社会の人たちに、社会的な企業であることを認知してもらうチャンスです。
クレジットも、まだまだ、活用の余地は大きいなぁと思いました。
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