2009年12月25日金曜日

COP15の熱狂を終えて。

「自然にある太陽や土壌、水や風を利用した持続可能なエネルギーを創り出して、将来的にはエネルギーコストをタダにしよう」というサステナジー社のミッションと、COP15で話されていた気候変動防止の枠組みは、実は、直接はつながっていません。

逆にいうと、
再生可能エネルギーが普及しても、気候変動は防止できない
かもしれませんし、
気候変動は抑制できても、循環的な持続可能なエネルギーが確保できない
ことは確かです。
もちろん、石油を使わなくなることで、CO2の排出量は抑制されるという、一部での貢献があります。

そのような観点から、COP15で世界中が再生可能エネルギー普及へ本腰をあげることを決定してくれると嬉しいと思っていましたし、もし、COP15が失敗に終わったところで、特に日本には石油もウランも無く、原油価格がちょっと上昇するだけで、現在のような生活を続けることができなくなってしまうので、再生可能エネルギーへのシフトが急務なことには変わりないと考えています。

グローバルな取り組みや仕組みづくりはもちろん重要ですが、私たちの目の前の生活を成り立たせるための取り組みは、それ以上に急務ではないでしょうか?環境関係やエネルギー関係で、COP15の結果に失望されている方、いまやられていることを、スピードダウンする必要、ないと思います。逆に、私たちと一緒に、新しい社会を一つ一つ、太陽光パネルを貼って行くことで、実現しませんか?

2009年12月6日日曜日

IEA内部告発で石油埋蔵量が減るか?

「石油の埋蔵量水増しか?」
というセンセーショナルな話が、11月のIEAレポートが出る直前に流れました。
http://ourworld.unu.edu/jp/oil-reserve-estimates-inflated/

「石油が限りある資源で、ここ数年でピークを迎えるのでは?」
というピークオイル説は、数多くの人たちが話し始めていますが、今回、注目されているのは、世界で一番権威のあるIEA(国際エネルギー機関)の内部告発という点。
それも、アメリカの影響力によって、既存油田の埋蔵量を水増しし、新油田発見の可能性を誇張した、という、日本的にいうと「石油偽装問題」ではないか?といわれているところが、気になるところです。

IEAのWorld Energy Outlookはこちらから

http://www.worldenergyoutlook.org/docs/weo2009/WEO2009_es_japanese.pdf

もともと自分が物心ついたときから石油は将来なくなるという話はありましたし、IEAのOutlook でも全体としては緊急の課題とまでは言わないまでも、毎回、再生可能エネルギーの必要性を強くメッセージとして出していたので、今の時点で「本当に石油は無くなっています」という話は、「やっぱり!」という気持ちではあります。
ただ、そこにアメリカの意志が働いていた、さらに皆がパニックに陥らないように偽装していた、という話が加わると、今年のOutlook2009の読み方も、CO2の問題よりも、直接的な石油危機の方が緊急度が高いのでは?と思えてきますね。

もちろん、今回の話で、急激に石油価格が上昇する、とか、CO2の制度自体が無意味になるとか、そんな大きな変化は無いとは思いますが、間違いないことは、一般に想定されているよりも、もっともっと早い速度で、新しいエネルギー利用の社会へ移行しないと、大変なことになる、ということでしょうね。

サステナジーとしても、もっともっとスピードを上げて、再生可能エネルギーの普及を進めていこうと思いました。

2009年11月28日土曜日

太陽温泉!?千葉光の村太陽熱スタート

千葉光の村の太陽熱完成式典が行われました!
当日は、近隣地域の自治会長さんを始め、ご家族の方や関係者、園の入所生の方々などなど、80人程の式典参加者となり、これだけ多くの人たちに、自然・太陽からのエネルギーの有用さをご紹介できる機会をいただいたことに、とてもとても感謝しています。

昨日、光の村の先生たちが夜鍋をして準備してくださった、「光の村太陽熱システムのしくみ」の掲示資料は、とても可愛く&分かりやすいもので、さすが教育のプロ!!と感激モノです。
また、他の先生から、
「今日から、光の村のお風呂は、太陽温泉になります!」
という話があり、今までは<地下鉱物が溶け込んでいる=温泉>が、これからは、<おひさまの力を借りている=太陽温泉>と呼ぶ!!これは、素晴らしい発想で、また意味が深いなぁと感銘を受けました。ぜひ、日本中で流行って欲しいですね。


式典のあとに、屋根に実際に登って、近くで太陽熱の見学&説明です。

初冬の快晴の天気の中、サンサンと照る太陽をたっぷり浴びたソーラーシステムが気持ちよさそうです!

見学された方々からは、非常に興味深くたくさんの質問をしていただき、みなさんの意識の高さにびっくりしました。

さぁ、これから、10年も20年も、ずっとずっと光の村授産園のために、お日さまエネルギーを集めていってくださいな〜!
※これまでの設置工程や詳細に関しては、ぜひ、光の村の先生が作られているブログをご参考ください。→光の村にこにこお日さま計画

■太陽熱説明用のチラシ(重油の削減量など、とっても分かりやすくまとまっています。)
20091128光の村授産園 太陽熱システム紹介

2009年11月27日金曜日

千葉市「光の村」で持続的な太陽光利用開始!


サステナジーで応援している「千葉市の知的障害者の授産施設」(みんなが生活しながら自立のために働いている施設ですね)での、太陽熱の集熱システムが完成しました!


これは、太陽の熱を、給湯の熱に利用するという「太陽の直接利用」の仕組みなので、実は、「太陽の変換利用」である太陽光での発電よりも、エネルギーに対するコストも安く、メリットも大きいシステムです。


今日は、明日に控えた地域の人たちや関係者へのお披露目を前に、園長先生と設計・施行されていた方々と一緒に最後の確認会をして来ました。

いやー 第3世代ともいえる、最先端の二重真空管構造の太陽光コレクター、かっこいいですね。

2009年11月19日木曜日

環境クレジットの目的

地球温暖化防止のために役立つとされている環境(炭素)クレジット
仕組みだけ聞いても、ピンと来ないというのが現実ですよね。

このような活動を行っている自分も、CERなどは、なにか空気の上のような話で、
「本当に環境に良いのかい?」という気持ちを、ずっと持っていました。

が、このごろ、環境もケアしながら事業を拡大していきたい大企業のお客さまから、
「どのような仕組みでクレジットを事業に取り組めばよいか?」
と聞かれる機会が増えてきたので、いままでもお付き合いはしていたのですが、
再度、広い範囲のクレジットを扱っているプロバイダーの方々と
たくさんお話しするようになりました。

そこで見えてきたことは、「ただ単に、クレジットだからよい訳ではない」ということです。

信頼置けるプロバイダーで、真面目に環境のためにクレジットを活用しようとしている方は、単なるCO2のオフセット商品としてのクレジットの利用に疑問を持っています。
逆に言うと、国連が認めている世界中にあるCDMプロジェクトでも、
「本当に環境のためになるのか?ならないのか?」(+失敗時のリスクはないか?)
と、見極めて使う必要があるのだろうと。

自分たちの企業で、これからカーボンオフセットをしていきたい、とお考えの方がいらっしゃれば、ただクレジットを買ってくるのはNGです。
ここはグローバル市場の購買者としての選択の責任が問われているのと同時に、自社として、世界のどのような環境保全活動に対して寄与できるのか?を考える良い機会です。さらに、その結果を、国内の人々にアピールすることで、効率的にCO2を減らせるだけでなく、効率的に社会の人たちに、社会的な企業であることを認知してもらうチャンスです。

クレジットも、まだまだ、活用の余地は大きいなぁと思いました。

2009年11月13日金曜日

iPhoneモデル試行販売開始!!@赤プリ

クローズドな方々に向けての告知で申し訳ないですが、
今週末 11月14日の土曜日に、iPhoneモデルの電動スクーター(電チャ)の先行予約販売を開始いたします。
当日は、試乗会も行いますので、この機会に、ぜひ、最新の乗り物を体感してみてください。

赤プリ電チャ試乗会_20091114

2009年11月11日水曜日

山の上発電所 発電開始!

神奈川県のお宅に設置させてただいた太陽光発電が、いよいよ電力会社との系統
連係が完了し、発電を開始しました!
この発電所、奥様が「山の上発電所」という素晴らしい命名をしてくださいまし
た。自分が工事で屋根の上に登った時、近くの小学校から、子どもたちの元気な
声が聞こえていて、きれいな風景と合わせて、
「次の世代のためにアクションを起こさなきゃいけないのは、大人たちなんだよ
な〜」
と感慨に浸っていたのを思い出しました。

この美しい里の発電所が、この美しい日本を守っていくと思うと、ワクワクしま
すね。

2009年11月10日火曜日

がんばれ!電気自動車・電気バイクメーカー

太陽光発電もメジャーになってきましたが、次の台風の目となりそうなのが、
100%電気で走る 自動車&バイク です。

すでに、実は築地市場では、行政を含めた取り組みにより、ターレ(立ち乗りの3輪トラック)はすでに電動化されていますね。
この取り組みは、「クリーンゾーン」を作り、そこには、電動の乗り物しか入れない、というルール化によって成功しています。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/gyosei/04/2006/1-2.pdf
これを見ると、「一酸化炭素とか、二酸化窒素を吐きながら走る乗り物が当たり前」と思っているものでも、取り組みにより、ほんの数年で、「電動のクリーンな乗り物が普通」と変わることがよく分かります。

同じように、期待されているのが、ゴルフカート
エコカーロさんでは、積極的に、電動ゴルフカートの導入を提案しています。
http://www.e-t-s.co.jp/products/index.html

今はまだ、ゴルフカートや、遊園地での利用に限られていますが、
それこそ、町の中に「クリーンゾーン」を作って、そこに入れる車は、このカートや電動バイク・自転車だけにする、なんて取り組みが始まっても面白いですよね!!

2009年11月6日金曜日

エコ商品って、本当に環境に良いのか?

このごろ、何でも「エコ」とついているのですが、本当に、それが環境に良いのか、怪しいなぁーと思うものが少なくありません。
たとえば、
「紙を使っているのでエコです」
とある商品。

紙は原材料が木材ですが、熱帯雨林の違法伐採であれば、少なくとも、原材料的には、エコロジーでは無いと思いますよね。

同じように、
「サイズが小さくなったので、エコです」
という商品も、もともと、石油を使って作っていて、ほんの1%とか原材料の使用が減って、かわりに10%販売料が増えたのならば、地球への環境負荷は、ぜんぜん減っていない訳です。

このへんは、いまの社会構造上、いかんともしがたい面はあると思いますが、何と何のトレードオフの中で、こちらを選んだという情報は、ちゃんと出して、それを買う人が、選んで行くようにしないといけないと思っています。


そういう意味では、私たちがいま始めている、太陽光のシステムも、シリコンという地下資源を使いますし(埋蔵量は石油とは比べ物にならないぐらいありますが、、)、石油や鉄、さらに製造過程で、たくさんのエネルギーを使います。けれど、将来、ずっと石油やウランを燃やし続けるのに比べて、太陽からの無限のエネルギーを使う方が、安心社会には近いよね、と考えているので、オススメしています。

これから、そんな視点で、ちゃんと環境負荷を計算して、それを、みんなで見ていく、そんな時代になってくると思うんですけどね。

2009年11月4日水曜日

滑川祭り ありがとうございました


昨日、滑川祭り(埼玉県比企郡滑川町)に行ってきました!
当日は、肌寒かったものの最高の天気で、町の皆さんもみんな足を運んでくれていたようです。

サステナジーとしては、長期安心の太陽光とあわせて、電動スクーターを展示しました。
この電動スクーターに多くの方が興味を持っていただいて、何人かの方には、実際に試乗もしていただきました。
みなさん、「静かだねぇ〜」(ええ、アイドリング時も一切音がしません)、「思ったより安いんですね」(30万以上すると思っていたらしいのですが、普通の原付と変わりません)、「環境に良いってTVで見ました」(ガソリン不要で、電気代1回充電で20-30円です)
とかとか、いろいろな反応、ありがとうございました。

太陽光発電でも、化石燃料の使用を減らせますが、やっぱり、自動車やオートバイで使用するガソリンって気になりますよね。自分は自転車も大好きですが、20-30kmを移動する際や、重い荷物を持っているときは、体力が持たないので、自転車だと限界が。。
そんな時に、原付ってすごい便利なので、この電動原付バイクは、きっと、これから社会に受け入れられていくんだろうな、と思っています。

これから、いろいろな面白い、そして環境に良い、セレクトした商品、ソリューション、オプションなど、たくさん見つけて、たくさん紹介していきたいと思っています。ご期待ください。

2009年11月2日月曜日

滑川祭りに出店!

先週、金曜日にニュースリリースを出して、いよいよ、11月からの余剰電力固定料金買取へ対応を始めます。
その活動、第1弾として、以前から、お話をいただいていた埼玉県の滑川町へ、電動スクーターとともに、03 Solar Lifeゼロサンソーラーライフ を展示いたしますので、お近くの方々は、ぜひご参加いただけるようお願いいたします。

20091103埼玉県滑川町 滑川まつりチラシ

2009年11月1日日曜日

太陽光発電新たな買取制度がスタート!!


この11月より、太陽光発電の固定買取制度が、いよいよスタートしました。

賛否両論や、さらに今後よい制度にしていこうという動きがありますが、まずは、その第一歩として、太陽光設置を支援して、国として電力の自給率を上げて、CO2を削減していこうという戦略が形になってきたことだけでも、喜ばしいことだと、サステナジーでは考えています。

ということで、太陽光発電/太陽光電池の余剰電力 固定買取制度 開始記念としまして、
「2倍お得な太陽光キャンペーン! 〜 省エネでさらにお得に 〜」
を実施いたします。
詳細は、こちらから、リンクをクリックしてみてください。

2009年10月22日木曜日

太陽光発電とグリーン電力用の総発電量計


サステナジーが提供している太陽光発電システムでは、東京都に限らず、すべての都道府県でグリーン電力認証用の総発電量計を設置させてもらっています。

!この「グリーン電力」、とても大きな意味があります!

私たちとしては、太陽光発電をより長く使ってもらいたい。けれど、現状の日本の太陽光発電システムは、みな、保証期間が10年。ということは、もし、保証期間が切れた後に故障してしまったら、家庭によっては直さない(=廃棄)という選択肢もあり得るのです。

そこで、サステナジーの03 Solar Lifeでは、このグリーン電力認証の収益を、発電出力の低下や故障時のメンテナンスに充て、「もしもの時」のご家庭の負担をゼロにしています。その結果として、10年、20年で見たときに、「合計の発電量」が、他の太陽光発電よりも、ずっと多いことを目指しています。

現時点では、私たちが提供している新設の太陽光発電システムだけを対象としていますが、将来的には、すでに設置されているシステムにも、この「グリーン電力認証」のサービスを拡大して、10年も20年も使える太陽光発電をサポートして行きたい、と計画していますので、ぜひご声援いただけると、地球にも・家庭にもやさしい太陽光発電のネットワークができるな〜と楽しみにしています。

2009年10月18日日曜日

さらによい太陽光発電設置を目指して!



今日は待ちに待った、太陽光発電の設置工事です!
03 Solar Life として、いまから20年以上、がんばって発電してくれ〜という気持ちと、そのために、お家の屋根回りから配電回りまで、質の高い工事をしなければ〜、という気持ちでいっぱいです。

当日は、お客さんに工事完了後にお渡しする報告書のために、あちこちの場所をチェックして、写真撮って、と大忙し。でも、設計書とあわせて、こういうチェックリストが、のちのちの安心につながっていく、と信じて、気持ちいっぱいでやっています。
(そのうち、そのチェックリストに関しては、ブログに書きますね)

2009年10月14日水曜日

地球温暖化防止展での興味深いシステム


今日から横浜で開催されている、
「2009 地球温暖化防止展&世界環境共生都市博」
に行ってきました。
http://www.pacifico.co.jp/calendar/events/afn6o1000000221n.html


規模的にはエコプロやPV JAPANなどには及ばないものの、
「本当にいまの時点で地球環境を守るためにできるアクション」
につながる展示がされていて、非常に参考になりました。

とくに、気になったのは、一般社団法人太陽光発電販売施行協会の出品されていた、
太陽光パネル(アレイ)の電圧と電流を計測するシステム。
いままで、発電の調子が悪くなっても、どこの系統が悪くなっているかを手軽に測定して、データとして管理する方法がありませんでした。この仕組みを使うと、各系統を簡単に調査して、どこがおかしくなっているか確認することができます。

せっかく、環境を守るために太陽光を設置しても、修理することができずに廃棄してしまったら、それこそ本末転倒です。これから、設置されるお家が増えれば増えるほど、このようなメンテナンスをするための機器は必要になってくると思いました。

2009年10月4日日曜日

環境の教育

環境教育の必要性が叫ばれていますが、なにをやればいいのでしょうか?

そもそも環境とは、私たち人間が、地球という有限で他の生き物やいろんな物質、気候の変動・地表の変化などのなかで、どうやって生きていくか?という土台です。なので、難しいことを抜きにすれば、単純に地球の制約を考慮した人間としての「生き方」ということでしょう。
また、教育とは、これも難しいことを抜きにすれば、次の世代やまだ知らない人たちに、どうやって「伝える」かということです。それが子どもに対しては、小学校などのなかで行われることが多いですし、大人に対しては、会社や地域(コミュニティ)で行われていますね。

結局、環境&教育の基本は、「生き方を伝える」ことなんじゃないかなぁと思うのです。
いろいろなところで、地域の動植物、エネルギー問題、気候変動などの環境教育がされていますが、どれも正しいことなのですが、残念ながら、一番大切な「どんな生き方をしていかないといけないか?」、簡単な表現をすれば、ライフスタイルを考えることが抜けていることが少なくありません。
逆に、こんなテクノロジーがあるから、こんな生き方をしなければいけない、といった、逆の理屈が伝わっていることが多いですが、それは、対処治療的な発想が多く、100年、1000年、持つものではありません。(テクノロジーでこの先、千年の間、問題ないと言い切れるものは少ないですが、文化や考え方は、木造の家など、ず~とつながります)

ぜひ、みなさんも一度、生き方を考え直してみてみませんか

2009年9月30日水曜日

電動スクーターの気持ち

生まれて初めて、電動バイク(スクーター)をに乗って来ました。
場所は普通の公道。
東急線の駅でイーモービルの代表の方とお合いして、そのまま、目黒通りあたりをしゅるしゅるっと走って来ました。
自分は大型二輪免許を持っているぐらいのバイク好きなのですが、環境のこと(騒音とか排気とか含めて)を考えて、バイクを手放してしまいました。
そこで乗った、この電動バイク。
スクーターとはいえ、ひさびさの二輪車はやっぱり気持ちいい!

すごいのは、「電動」=「エンジンのアイドリングなし」なので、信号待ちの間、まったくの無音!!
で、走り始めても、聞こえる音は「しゅるしゅる」といった静かなモーター音だけなので、機能性はそのままで、感覚はいままでのバイクとは「別物の乗り物」ですね!

一度乗ったら、病み付きになりそうな感触です。
まずは自分の手元に一台、持ちたいと思っています。また、いつでも試乗ができるようなので、ぜひ試乗したい方は、ask@sustainergy.co.jpまで、ご連絡ください

2009年9月26日土曜日

GEも本気で動き出した!

日本ではまだまだ、参入が少ない太陽光発電の市場ですが、アメリカでは、いよいよ、あのGEも本気で太陽光に参入のようです。
http://news.cnet.com/8301-11128_3-10360611-54.html

記事によると、GEは自然エネルギーの市場で風力発電の次の柱になる事業にすると言うことで、規模も製品的にも、完全に市場のリーダーとなることを目指していますね。
ついこないだにも、日本のGEの方々から、スマートメーターのサンプルを見させていただいたのですが、予想を超える素晴らしい出来で、世界のレベルはもうここまでいっているのかとビックリしました。

日本の皆さんも、政権が変わったら、とか、首相がCO2削減を明言したら、とか、色々「始めない理由」をつけていましたが、グローバルでは、完全にスピード勝負は始まっていますよ!次の社会で売れるものを作れるよう、ぜひ、全力で走って行きましょう‼

2009年9月15日火曜日

アジアの代替エネルギー市場の未来&新しい送電・配電システム


今日は、Asia Innovation Forum 2009でアジアの新しいエネルギー事情の分科会へ参加してきました。

太陽経済の山崎さん・アクセンチュアの西村さんがモデレーターとして登壇されており、これから日本としてアジアをどうやって引っ張っていくか?といったお話を、他のパネラーの方々と一緒にされていました。

その中でも、清水建設の傳田さんプレゼンは、なかなか興味深かったですね。
マイクログリッドやスマートグリッドの技術は、まだまだこれからかと思いきや、すでに清水建設では環境を整えて、太陽光+ガスタービン+バッテリーなどの組み合わせにより、品質的に問題のない電気を使えているとのこと。実際の計測データのグラフも発表されており、ここまで技術開発が進んでいれば、あとは実際に導入するところ(+コスト)だけが問題だということが分かりました。

もちろん、さらにそれを進化させたVPECの永田さんのECOネットワークの構想は、非常に魅力的です。1日分の電力をまかなうのに必要な太陽光発電の容量も、現状平均の3〜4kWと変わらず、バッテリーも4.5kWh程度で良い(他の日本のメーカーなどでは、7kW+8kWh程度が必要とされています)ので、コスト的にも今の電気代よりも安くなる可能性を秘めています。

まだまだ先だと思っている未来の社会が、実は確実に非常に速いスピードで近づいて来ているのかもしれません。

2009年9月8日火曜日

2010年〜2012年には太陽光の発電が一番安くなる!

昭和シェルの太陽光発電パネル工場の増設も発表されましたが、富士経済によると、太陽光発電の市場は、2020年までに5倍に増加(2008年比)する予測とのレポートが出されています。

http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/090827_09074.pdf

このレポートによると、2015年までに、早ければ2010〜2012年の間に、系統電力=現在の電力会社から買っている電気代 と太陽光による発電コストが、同じぐらいになるという予測です。
以前から、「グリッドパリティ(grid parity)」と言って、2015年頃には太陽光発電のコストが、系統電力より安くなる、という予測はあったのですが、今回の富士経済のレポートでは、いまの情勢を考慮すると、さらに数年早くなる可能性がある、という発表になっていて、太陽光発電の勢いがさらに強くなっていることが分かります。

確かに、今の時点でも経済産業省は11月から必ず余剰電力買い上げ価格の2倍化は行う、と発表(こちら)していますし、ちゃんと安く買ってメンテナンスを10年以上続ければ、このまま電気代を払い続けるよりも安くなることは計算されていますので、
「日本では2009年11月からグリッドパリティが実現した」(ただし補助付きで・・・)
と未来の歴史の教科書には書かれるのかもしれませんね。

2009年9月2日水曜日

いよいよ9月です!

8月末に総選挙&政権交代があったお陰で、アメリカのように9月1日から新年度が始まったような気持ちですね。

私たちサステナジーは、政権や金融・マーケットの動きに関係無く、今まで通り、持続的なおひさま社会を実現するために、着実に進んでいきます。とはいえ、8月中旬から開始した、長期安心太陽光発電サービスのモニター募集も順調にすすみ、予定通り、9月から本格的な募集を開始できることになりました。
私たちも8月末までと、9月からとは、ステージが一段、高くなった気持ちがしますし、社会の皆様へのサービス提供という意味では、まさに「新年度」が始まったような感があります。

民主党政権になって、CO2削減への取り組みとともに、太陽光発電へのサポートもより、一層、強くなることが予想されます。「今すぐ付けたい」という場合でも、屋根の調査から始まって、補助金申請・承諾などで1ヶ月以上、設置までに時間が掛かります。社会の流れに乗り遅れないように、ぜひ、今のうちから検討をしてみてください。
こちらでお問い合わせなどお待ちしております)

2009年8月28日金曜日

モニター応募ありがとうございます

サステナジーの長期安心太陽光サービスへの応募が、この二週間で十件を越えました。告知している方々が非常に限られている中で、それだけ、太陽光発電とその安心サービスへの期待が強いことを実感し、また感謝しています。
今日、お家に伺わせていただいた方も、高い環境意識をお持ちでありつつも、なかなか正しい情報が入手できず、太陽光発電に踏み切れないご家族でした。
太陽光はメンテナンスフリーで無いことや、オール電化とは関係なくメリットはあることなど説明させていただき、ご家族も安心して設置をしていただけることになりました。

9月からは、一般の方々への募集も開始しますので、もう少々、お待ち下さい。

2009年8月25日火曜日

CELC代表の方とのお話


クリーンエネルギーライフクラブ(CELC)の代表の大野さんに、太陽光発電ユーザーの声を伺ってきました。
CELCさんは、この2009年7月に『広がる広がれ太陽光発電 設置してわかったこと 困ったこと』という本を出版されて、その中で、10年間の太陽光発電の実績結果を発表しています。
パワーコンディショナーのトラブルや、屋根のトラブルなどの事例と、その対処(コスト)など載っていますので、今後、太陽光発電を始める方だけでなく、既に設置・運転されている方も、必見の本です。


「メンテナンスフリーではなく、保守点検が必要です」と本の中でもある通り、ちゃんと発電を続けるためには、自動車の車検と同様に、維持管理するためのランニングコストが発生します。
ぜひ、先行事例を参考させていただきながら、より安心安全で無駄な出費をおさえた太陽光発電の利用をしていきましょう!

2009年8月14日金曜日

長期安心太陽光発電サービス モニター募集スタートします


いよいよ今日から、長期安心の太陽光発電サービスを開始します。

詳細は、サステナジーのサイトに掲載している資料を参考にしていただきたいと思いますが、ここでは、このサービスの背景を紹介します。

「太陽光発電を普及させていきたい」
という気持ちで、これまで私たちは活動を続けてきました。しかし、そこで見た太陽光発電は、地球環境のためでも、ユーザーのためでもなく、ただ単に商品として売られていく姿、もしくは、環境に対して非常に意識の高い人が、太陽光発電の良い部分だけを信じ、後から、設置時には聞いていなかった故障などで、多くの出費を強いられている姿でした。

どうしても一個人で情報収集をしても限界があります。また、太陽光発電の負の要素は、あまりインターネットにも情報が出ておらず、ブログなどの精度の低い情報に頼らざるを得ないのが現状です。

このような状況では、百万、二百万もするような高額な設備を購入することは難しいでしょうし、もし、不具合が出て、さらに数十万の出費が必要となったら、いよいよ
「太陽光発電なんて、しなければよかった!」
という気持ちになってしまうんじゃないか?と、とても心配になってしまいます。


そこで、私たちが目標にしたのは、
ちゃんと法定耐用年数(17年)の期間、発電をしっかり安全に続けて、メンテナンスまで含めたコストも「懐にいたくない」レベルにおさえられること!!
これをスタートに、そしてゴールとして、いろいろな方々と調整してきました。そして、今日、8月14日、サービスを開始することができました。

9月からの一般向けスタートを前に、モニターとしての参加を募集させていただきます。
また、もし資料に書いていない、読んでも分からない部分などありましたら、お気軽にHP上のフォームからお問い合わせください。→こちら

2009年8月13日木曜日

太陽光の「メンテナンスフリー」神話

再生可能エネルギーの中でも、太陽光発電は可動部がないので、機械的にメンテナンスフリー(Wiki)と思われていますが、可動部がない家電(例えばテレビやオーディオなど)でも故障するように、決して「壊れない家電」ではありません。

そんな故障に関して、分かりやすく説明してくれている記事が日経BPのサイトにあります。
太陽光 予期せぬトラブル

日本電気工業会(JEMA)の「保守・点検ガイドライン」でも、一般的には4年に1回以上、定期点検をするように定義しています。(実際は、もっと頻繁に、発電量(電圧・電流・電力)や、パネルの状態をチェックした方が、故障を早期に発見できます)

どうしても新しい製品なので、技術が安定するまでは故障をしない製品を作ることは難しいと思いますが、その分、情報をもっと社会で共有して、環境のために協力していきたいですね。

2009年8月12日水曜日

PVRessQ!の加藤先生にお話を伺ってきました


今日は、産業技術総合研究所(産総研)の加藤和彦先生に、太陽光発電システムの保守点検・メンテナンスの重要性を聞かせていただきに、筑波に行ってきました。

加藤先生は
「製品への補助よりもエネルギーへの補助を(kWよりもkWhを)」
を合い言葉とされています。
「ただ設置された容量を競うのではなく、ちゃんと発電された電気量として、日本での太陽光発電の普及を国際社会にアピールしていこう!!」という信念をお持ちで、まさに、サステナジーのコンセプトと同一の考え方で、日本の太陽光発電システムの故障を、こつこつと調査し、レポートをまとめている行動力には、ただ感服してしまいます。

 「メンテナンスフリー」と言われている太陽光発電ですが、
 しっかりと長期間にわたって発電するためには、
 ちゃんとしたメンテナンスが必要、ということを
 丁寧に説明していただき、我々も実例とデータを持って、
 再認識させていただきました。

 また、実際に、産総研で設置している太陽光発電システムで起きている障害の状況も見学させていただき、太陽光パネルも他の家電製品と変わらず、長期使っていれば、製品やロットごとの不具合がでてくるものだと言うことを、見て回りました。

■産総研の活動についてはこちら
http://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_today/vol08_08/special/p10.html

今後、実際にどんな障害・故障が太陽光発電システムに発生しているのか、われわれも情報発信&共有していきますので、これから設置しようと考えているご家庭&既に設置していて、どうも調子が悪いご家庭の皆様、ブログのチェックお願いします。

2009年8月5日水曜日

太陽光発電と南国の島国


日本あちこちを飛び回って、おひさまエネルギー普及のための仕組み作りを考えています。

そこで実感したのは、沖縄を初めとする南国の島々は、本当におひさまの力が強い!ということ。

あたりまえなのですが、東京で座学しかしていないと、沖縄や奄美諸島は、台風のために屋根が低いとか、水がとても貴重とか、当たり前のことしか学ばない(というか覚えていない自分が悪いのですが・・・)のです。
が、実際に訪れてみると、その強い太陽を生かして農業をやっている反面、水がとても貴重なので、ため池を作ったり、地下に水路を作ったり、これからは地下ダムなどを建設して、なんとか農業用水を溜めようとしている工夫があります。

それを見ていると、あのサンサンと降り注ぐ太陽を、「もっともっと活用できないか?」と思うのですが、現実は、太陽熱での給湯利用はそれなりにあるものの、まだまだ太陽光の発電への利用は、普及率が高いとは言えません。
その背景には、価格がまだ高いのとあわせて、太陽光発電が、「点」としての利用に限られて、地域全体で使うような「面」での利用にいたっていない状況があると思います。小学校の屋上に太陽光パネルを設置しているものの、その町内で活用している、というところは、まだまだ少数のようです。

せっかくの大きな校庭、広く長い防波堤、一瞬で車が沸騰してしまうような駐車場など、太陽を吸収する場所は山ほどある姿を見ていると、次の世代の社会がなんとなく目に浮かんで、楽しくなってきますね〜

2009年7月22日水曜日

資源循環:太陽光パネルのリサイクル

前回に引き続き太陽光パネルのリサイクルの話です。

パネルのリサイクルは、国際的にも検討が進んでおり、世界中のパネルメーカーが参加しているPVサイクル という団体が存在しています。日本からも、SHARP、KYOCERA、SANYOが参加していますね。
http://www.pvcycle.com
その団体の調べによると、2020年には、ヨーロッパ全体で35,397トンもの太陽光パネルのゴミがでると予想しています。日本でも、2015年に8,000トン超のゴミが出ると言われています。

そんなリサイクルの問題を、JPEA太陽光発電協会のセミナーでも取り上げており、以下の講演資料は参考になります。

1 世界の太陽電池開発動向 PVリサイクルの動向と グリーン電力証書の課題

せっかく、サステナブルな社会を作っていくための技術が、ゴミというサステナブルではない物を生み出す原因となってしまうのは本末転倒になってしまうので、リユース・リサイクルを続けて、100年でも1000年でも利用できる太陽光発電になっていってもらいたいですね。

2009年7月16日木曜日

資源循環:ゆりかごからゆりかごまで

太陽光の話をしていると、このごろ「太陽光パネルの環境負荷ってどうなんですか?」という質問をされることが増えてきました。

太陽光パネルは、ご存じの通り、主にシリコンでできています。半導体と同じですね。
このシリコンを日本はほぼ全量(95%以上)、輸入に頼っています。
SiO2からどのように生産するか、という技術的な話は置いておいて、鉱物資源ということは、太陽光パネルをたくさん生産すればするほど、地球に対して環境負荷を与えることは間違いありません。

いままでは、メーカーはパネルを作る、設置事業者は設置する、そして、設置後の処理は、家庭が責任を負う、という形でした。
しかし、これからの未来・将来は、メーカーやサービス提供者が協力して、この太陽光パネルとしての製品や、そのモジュール、セル、そして原材料のシリコンを、リユース・リサイクルする仕組みを整えることが、当然、必要だと考えています。

われわれサステナジーでは、持続可能な社会を作っていくために、太陽光パネル含めた太陽光発電システム全体のリユース・リサイクルの仕組みを作っていきたいと考えています。

このようなコンセプトは、「Cradle to Cradle:C2C」といわれ、日本語では
「ゆりかごからゆりかごまで」と訳されますね。
ぜひ、興味ある方々は、下のPDFを確認してみてください。
http://www.jogmec.go.jp/mric_web/koenkai/051216/Seminar_Mr_Pedersen.pdf


また、このようなコンセプトに賛同していただけるメーカーの方々、募集中ですので、ご興味ありましたらご連絡ください。

2009年7月10日金曜日

便利なグリーン電力

いま、太陽光発電設備導入の検討をされている方々は、きっとグリーン電力としての環境への貢献を考えられていると思います。
ここで、グリーン電力として認証してもらって、環境証書にするとこんないいことがあります。
1:在庫が場所をとらない(株のようなものですね)
2:環境への価値が、目に見える形になる(数値化されます)
3:モノやサービスと組み合わせて使える(環境によいエコバックとして売れます)

これからは企業さんだけではなく、家庭や自治体、学校や公共団体などの方々も、自分がグリーン電力の発電所長になれる時代です。ぜひ、自分で生み出した環境価値を、いろんな方法で活用してみてはいかがでしょうか?

(ちなみにサステナジーでは、価値を認証するサービスを提供しています。気になる方は、ぜひ、ask[atmark]sustainergy.co.jpまでご連絡ください。)

2009年7月1日水曜日

PV Japan2009 その2


太陽光も目的や条件に応じて、いろいろな製品をチョイスする必要があると、その1で書きましたが、その良い例が「山形県の高校」の発表でした。

そのブースでは、高校の生徒が、ハンダゴテを持って、セルの工作を実演していました。実際、6つのセルとセルが接続され、その真ん中には発光ダイオード(LED)が付いています。
会場の明かりで、このセルが発電し、LEDが光りますが、セルを手でふさぐと、LEDも消えてしまうのです。

これは環境教育(エネルギー環境教育)と呼ばれる教育的な太陽光の使い方です。もちろん、発電量としては微小なものですが、こうして、エネルギーの重要さや、石油を使わずとも発電できる構造を、次の世代が学んでいくことは、非常に大きな意味があります(この実演を見て、自宅に太陽光つけたくなった人も多いのでは?)

これからは、公共施設や駅・道路等にも設置がすすんでいきますが、彼女・彼らが見せてくれたような、「発電量以外の効果」も、検討していきたいですね!

2009年6月29日月曜日

PVJapan2009 その1


PVJapan 2009が2009年6月25日〜26日まで3日間、幕張メッセで開催されました。
自分は最終日の26日に行きましたが、太陽光発電に関係されている方々や、これから太陽光発電を導入したいと思っている方々など、製造〜利用までたくさんの人がいらっしゃっていましたね。

全体としての感想
1.パネル製造ラインに関わる企業が多かった
2.国内の既存太陽光メーカー+新規参入太陽光メーカーが元気だった
 (SHARP, SANYO, 三菱, 京セラ+昭和シェル,HONDA,YOKASOL等)
3.海外の太陽光パネル・セルメーカーも百花繚乱!

数回に分けて、詳細な話をアップしていきたいですが、
結論としては、
「今からは、いろんな種類の太陽光システムを選んで付ける時代」
だと言うことですね。

・どれが安い?
・どれが発電効率が良い?
・長期安心?
・独立稼働(停電時)も大丈夫?
・住宅ではなく店舗につけられる?
・グリーン電力は??
とかとか。。。
いろいろ太陽光発電システムを設置する際に検討する項目がありますが、製品によって、この得意不得意が異なります。そのため、「発電したい」という要望だけでは適切な設置は難しく、「どういう目的で発電したいか?」ということを明確化していく必要がありますね。

逆に、今までは「住宅の屋根に設置するだけ」という太陽光の設置パターンが、ここ1,2年で、いっきに広がっていく感があります。ぜひ、今まで、設置するのをあきらめていた、事業所やお店・企業の方々も、一緒に検討していきましょう!

2009年6月25日木曜日

S-Grid以外を利用したグリーン電力証書の活用

先日、S-Gridを学校で利用すると、学校からのグリーン電力が取り扱いできるようになる、
という内容を書きましたが、(学校ではパソコンとか使うのが難しい?ので)
「自動で検針してくれると助かるな!」
という学校の方々は、こんな方法があります。

慧通信さんのスマートメーター
http://www.smartmeter.jp/

メーター代は若干高くはなりますが、こちらを使うと、発電量と自家消費量をカウントしてくれて、自動的にグリーン電力認定を行う事ができます。

子どもたちの教育のために、メーターを見てもらいながら、S-Gridで申請・確認する仕組みも良いですし、このような形で、計測の部分は自動にして、認証された内容を使って環境教育をするという仕組みでも、良いかと思います。

どちらにしても、「ただ単に、太陽光パネルを設置して、子どもたちは無関心」というのは、税金の使い方として、とっても悲しいので、ぜひ、「環境の世代」を担う子どもたちに、「環境を壊してきた」大人として、最高な投資をしてあげましょう。

2009年6月23日火曜日

S-Gridを利用したグリーン電力証書の活用

グリーンニューディール政策により、学校や公共施設など、様々な施設への太陽光発電システムの設置が、今後、進んでいくようです。

この太陽光パネルの設置は、今までの「消費型公共投資」に比べて、将来的に電力が発電され、それを学校で利用していくことができる「投資型公共投資」(これが本来の公共投資のコンセプトなのでしょうが)の為、うまく活用することで、地域・自治体にとっては、将来、大きな価値が生まれてくる可能性があります。

ぜひ、この政策に参加される自治体、企業、学校の方々は、
「ひと、もの、かね」
の価値を最大限、活用できる手段を検討していただきたいと思っています。

その際、S-Gridを活用してもらうことで、こんなことができるようになります。
1.太陽光のグリーン電力認証が、誰にでも(子どもにも)、簡単にできるようになります。
2.グリーン電力認証を通じた、学校の生徒や地域の人たちへの環境教育ができます。
3.グリーン電力証書の取引を通じた、地域企業などとの交流、また収益による太陽光パネルの保守ができるようになります。
等々

ご興味、ご関心がある方は、ぜひ、サステナジー(ask@sustainergy.co.jp)までご連絡ください。

2009年6月15日月曜日

携帯型の太陽光発電


太陽光発電というと、「屋根の上にのっけるもの」というイメージですが、
このごろは、だれでも気楽に使える太陽光電池が出てきています

■AC Gears Japan
http://www.acgears.jp/
ソーラー充電池付きリュックサック

■iCharge ECO
http://www.links.co.jp/html/promotion/icharge-ecodx.html
iPodやiPhone、他の携帯電話に充電できるキット

いままでも、腕時計や電卓では普通にありましたし、お遊びの商品(実用的じゃない)や、高価で買えないものなど、いろいろとありましたが、いよいよ便利で、普通の生活で使えるものが出てきたなぁという実感です。

自分も実は、この間、携帯型の太陽光電池「iCharge eco」を入手しました。

とはいえ、充電する先がないので、「発電だけ」して置いてありますが・・・

2009年6月11日木曜日

温室効果ガス削減中期目標と国内クレジット

2009年6月11日、ついに麻生首相が「温室効果ガス削減 −15%」を発表しました。

2005年比ですので、「−15%」という数値は野心的な目標ではないと思いますが、とにかく、これで日本もCO2削減に邁進しないといけない、という共通認識ができたことは、
「はじめの一歩」
としては非常に重要ですね。

数値以上に重要なのは、
>「15%減」は、省エネなど国内での削減努力を積み上げた「真水」のみで、海外から排出権を購入する「排出量取引」や森林による吸収分は含まない。
この「真水」にこだわった点です。

今まで、CO2削減というと、
「CDM(クリーン開発メカニズム)で生み出されたCER(排出権)を買ってこればよい」
という認識が、日本国内では強かったのですが、真水のみで15%削減するということは、この排出権取引は対象とせず、国内でのCO2削減に励む、ということです。

折しも昨日、その「励む」方法のセミナーが開催されていました。
それが、
・国内排出量取引 国内統合市場
・国内クレジット
の話になります。

これは簡単にいうと、
・大企業同士が努力して排出量を減らしましょう
・大企業と中小企業が一緒に協力して排出量を減らしましょう
という内容で、国内で完結するため、CO2削減のために、海外にたくさんお金を出さなくて良い仕組みです。いままでのグリーン電力やJ-VERなどの環境証書も、ここに統合される予定です。

もちろん、海外の持続的発展のためにODAのような形で日本がお金を出すことは、必要に応じて実施する必要性はあるとは思いますが、それ以前に、国内の持続的な生活・環境・産業を確保するために、企業が一丸となって取り組むという制度は、もっともっと脚光を浴びるべきだと思います。

そもそも「石油を使う量が減った」とか「排気ガスが少なくなった」とかは、
「とっても気持ちがよい生活」
につながっていく事なんですよね。
CO2はそのための一つの指標であって、実際に何かやっていくときには、この
「気持ちよさ」を大切にすること
が、直感的ですが、次の世代に良い環境を残していく事につながるのではないでしょうか?

すでに、サステナジーではグリーン電力を使って「国内の気持ちよい生活」を推進していますが、これからは、国内クレジットも使って「国内の気持ちよい生活」をさらに推し進めていきたいと思っています。

2009年6月9日火曜日

S-Gridのコンセプト

はじまりましたS-Grid!
まだまだシステムとしてはβ版みたいな物ですが、将来の拡張も含めて、こんなコンセプトを持っています。

一:誰でも太陽光を利用できる
二:長い間ずっと利用することができる
三:環境意識を高めることができる

一:誰にでも
いまの太陽光発電一式は高すぎます。それは、二十年も三十年も使える物なのですが、その何十年も先のメリットまで考えて、今、まとめてお金を払わないといけないからです。
発電されたメリットの分だけお金を払うような仕組み(サービサイジングと言います)でS-Gridでは、誰でも始められる太陽光を目指します(もちろん、太陽が射さないといけませんが…)

二:長い間
太陽光発電を設置するのがブームのようになっていますが、本当は設置した後から毎日、しっかり発電することが大切です。ちゃんと良いコンディションでたくさん発電することが、石油やウランからの電気購入量を減らすことにつながります。
何十年も発電しているうちに、発電量が落ちてくるかもしれません。そんなときにS-Gridが気づいて、教えてくれるような仕組みを目指します

三:環境意識
せっかく太陽光発電を設置したのに、その後、ぜんぜん気にもしないで、毎日の生活を送ってしまう。そんなもったいないことは、S-Gridではさせません。
S-Gridでは、毎年の発電量&電気の使用量を「見える化」!
年に数回、太陽光発電を気にしてもらって、お日様パワーの強さと自然環境の素晴らしさを家族みんなで実感してみてはいかがでしょうか?

そんなS-Grid、みなさんに使ってもらえるよう、着々と準備を進めています。

2009年6月8日月曜日

Sustainergy Grid Service (S-Grid) スタートしました!!

Sustainergy Grid Service
サステナジーグリッドによる、グリーン電力サービスを開始しました!!

ここ数ヶ月、システムの設計・開発〜認証センターとの調整〜トライアル用の電力計設置調整など、平行して作業を進めてきましたが、いよいよ、この6月から準備が整いサービスできることになりました。
まだまだ、β版で会員の人数は少ないですが、環境を守りたい!と思っている、たくさんの方々に参加してもらいたいと思っています。

このS-Gridでは、いままで、家庭の太陽光発電ではカウントしていなかった「環境価値(=グリーン電力証書)」を、パソコン・デジカメ・電力計を使って計測する仕組みです。

・自動検針する機器は10万円以上!
・目視検針は一つ一つ見回るのが大変!
という課題を、簡単にインターネットで計測できるようにして解決しています。グリーン電力証書認証〜販売も今後、順番にサービス開始していく予定です。

詳しいことは、このブログで紹介していきたいと思っています。
ご興味がある方々、ぜひ、S-Gridにアクセスしてみてくださいね

2009年6月4日木曜日

新築・既築住宅の新しいデザイン

今日の日経新聞(2009.6.4)は太陽光発電新築住宅の企画広告が数面にわたって掲載されていましたね。
補助金の拡充と余剰電力の固定価格買取制度により、採算性がとれるようになったことで、新築メーカーも
「商機あり」
と読んでの動きだと思います。

この衣食住の住から環境対応していくのは、住環境が一番ライフサイクルが長く、10年後、20年後の環境配慮型の社会を築いていくために優先的対応する必要があります。

また、既存の家でも、リフォームする際に、サッシを気密性に良いものに変えるとか、二重窓にするとか、低コストな方法で、環境配慮したお家に生まれ変えることができます。

「太陽光発電を設置しないとエコっぽくないなぁ…」なんて思っている、そこの貴方!
太陽光パネルを使った外見的な方法だけでなく、サッシや窓・壁などの内面的な方法でも、家をエコにする方法がありますので、ぜひ近くのリフォーム屋さんに聞いてみてはいかがでしょうか?

2009年6月3日水曜日

太陽光発電新制度(FIT)前倒し実施

来年度から開始される予定だった太陽光発電の余剰電力の固定価格買取制度(FIT:feed-in tariff)が、予定が前倒しされ年内に実施開始されるようです。

「環境に貢献しよう!!」と思って太陽光発電を始めようにも、投資回収を計算すると、15〜20年になってしまったり、ローンの利子が大きくなってしまったりして、結局、あきらめてしまう、という方々が多かったようです。
今始めれば、景気対策にも、CO2削減にも、ひいては海外から排出権を買ってくる必要もなくなり、税金の有効利用にもつながるのが、この太陽光発電なので、このように戦略的に国も動き出した、ということは、非常に日本の将来に期待ができますね!


ーーー以下20090530NHKニュースよりーーーー
太陽光で発電された電気の買い取りを電力会社に義務づける新たな制度について、経済産業省は、当初の予定を大幅に早めて年内の実施を目指し、買い取り価格の設定などを急ぐことになりました。

この制度は、住宅などに設置された太陽光パネルで発電した電気のうち、消費されなかった分を一定の価格で買い取ることを電力会社に義務づけるものです。経済産業省は、この制度を来年中に導入する方針でしたが、温暖化対策に太陽光発電の普及を急ぐ必要があるとして、導入時期を大幅に早めることにしました。このため経済産業省は、今の国会に提出している関連法案が成立しだい、専門家による委員会を速やかに設置し、電気の具体的な買い取り価格やその期間、買い取りに必要な費用を消費者に負担してもらうため電気料金へ上乗せする負担額の水準、さらに、太陽光だけでなく家庭用の燃料電池で発電した電気も買い取りの対象に加えるかどうかなどを、検討することにしています。経済産業省では、こうした対応で制度設計を急ぎ、制度の年内の実施を目指すことにしています。

2009年6月1日月曜日

地域での太陽光発電設置加速

ここにきて、各自治体が住宅向けの補助金だけでなく、県庁舎や学校への太陽光設置が、急速に計画されてきています。

・山梨県 太陽光発電 県が導入 まず県庁北別館など3施設
・横浜市 太陽光発電パネルを市立小中学校200校に設置
・鳥取県 県庁舎や県立学校の屋上に取り付け

特に、山梨県では、1万kW級の超大規模の太陽光発電所を作る計画だとか。(これは山梨県と東京電力の共同プロジェクトのようです)
☆超大規模発電所スペインでの例:http://www.kyocera.co.jp/news/2007/0902.html

これまでは、住宅用の小規模太陽光発電だったため、設置数は増えるものの国全体で見たときのエネルギー自給率には、あまり貢献できていなかったのが現実でした。
しかし、これで、欧米のような中〜大規模太陽光発電が一気に加速し、自然エネルギー比率が10%にでもなれば、それだけでエネルギー自給率4%→14%という、現状の3倍以上の自給率UPにつながります。

特に、工場跡地や未利用の工業団地等、日本には「もったいない」使い方をしてしまっている土地が、まだまだ残っています。農地にするのは難しかったり、いまさら住宅を建てるのも需要にあっていないでしょうから、そのような土地を、ぜひ「エネルギーを生む土地へ」活用して行ってもらいたいなぁと思っています。

2009年5月29日金曜日

インバーター技術向上による発電効率UP

SolarMagicという技術が、アメリカでのIntersolar 2009 Awardを受賞しました。
開発しているのは、ナショナルセミコンダクター社。名前の通り、ICの大手ベンダーです。

このSolarMagic Power Optimizer という技術は、太陽電池モジュールで最大電力追従制御を行い、1枚ずつのモジュールでの電力効率をあげようという仕組み。
今までは太陽電池パネル一体でDC-ACインバーターにより制御を行っていたため細かい制御ができていなかったが、モジュール毎にDC-DCインバーターにより制御することで、きめ細かい制御ができ、発電効率が1割〜2割、よくなるという話。
http://www.solarmagic.com/home

日本の各メーカーとも共同開発を行っているといい、来月6.24〜26のPVJapan2009で正式に発表があるようです。(ちなみにお値段はどのぐらいなんでしょうかね?)
まさに先日のSuntechのインバーターといい、今はインバーターも熱いですね!

2009年5月26日火曜日

太陽光パネルの次はインバーター

太陽光トップのサンテック(中国)が、インバーターの効率化の一手として、マイクロインバーターに力を入れるとのニュースリリースがありました。

太陽光発電の効率Upというと、パネルの部分に注目が集まるのですが、実は、このインバーターの効率も非常に大きなウェイトを占めています。
今までは、太陽光パネルは海外メーカーが大量生産して競争力を高めてきたのですが、このインバーター部分は、「電気製品」だったので、日本のメーカーがシェアを守ってきた部分です。その家電部分へ、「マイクロインバーター」という新しい発想で、いよいよ業界最大手のサンテックが入ってくる、ということは、非常に大きな意味を持っています。

このマイクロインバーターは、パネル1枚1枚に小型のインバーター(と言っても、見た目はそこまで小さくない)を取り付けることで、
・細かい運用管理
・効率の5-25%アップ
・設置コストの低減
が可能とされています。

まずはアメリカから普及するようですが、その成功事例とコスト競争力を持って、日本に入ってくるのを楽しみにしましょう。

2009年5月21日木曜日

2nd European Solar Days

2009/5/15〜22まで第2回のヨーロッピアン・ソーラー・デイズが開催されています。(もちろんヨーロッパでですが・・・)

この開幕の挨拶(Web)では、欧州議会議長のHans-Gert Pöttering氏が
「この気候変動という危機的な状況の中で、自然を守り、平和を目指そう」
というメッセージを発しています。

英訳なので、自然・平和が正しく表現されているか分かりませんが、このpeaceという言葉は、環境の問題を考えるときに重要だと感じています。

「環境は儲かるの?」とか「それだけじゃ生きていけないでしょ?」とか、「現在の平和な状況」が永続するという前提で質問されることがあるのですが、気候変動やエネルギーの枯渇、エコシステム(生物多様性)の崩壊等を考えると、この「平和」が長くは続かないことが、容易に想定されます。

「再生可能(自然)エネルギーに変えていくことで、平和を守っていく」
という思いは、いままで、多くの戦争を繰り返してきたヨーロッパの国々にとっては、実感しやすい話なのだと思いますし、逆に、石炭・石油が使えるようになってから発展したアメリカや戦後の日本は、ちょっとストレートにつながらないのかもしれません。
(ヨーロッパは、ちょっと前にロシアがガスパイプラインを閉めて、危ない状態になっていますので、余計に実感があるでしょうね)

CO2排出量にとらわれず、本当に次の社会の平和を守っていくためには、環境を守っていかないといけない!といった意識が、日本国内でも、もっと広がっていくことが重要だと思います。

2009年5月18日月曜日

グリーン電力発電設備認定認証

2009年5月15日に平成21年度第1回のグリーン電力の発電設備認定認証委員会が開催されました。
http://eneken.ieej.or.jp/greenpower/jp/04index.html
われわれも、サステナジー初の申請を出し、無事、S-Gridを利用した太陽光発電設備として、OKを頂くことができました。(まだ最終確定前ではありますが取り急ぎご報告)

この結果を受けまして、当初計画通り、
・S-Gridの試験運用を今月末〜来月頭より開始
・1〜2ヶ月のテスト
・夏過ぎ(8月頃)には正式に一般の方々へのサービス提供
を予定しております。

まだまだ、社会での認知度が高くない「太陽光のグリーン電力」ではありますが、S-Gridを通じて、たくさんの家庭の方々が「太陽光発電の発電所」として参加もらい、老若男女・企業/市民/NPOの方々に太陽光G電を知ってもらうことで、社会みんなが
「自然エネルギーを使うのが普通だよね!!」
という気持ちが変わっていったらよいなぁ〜 と思っています。

サービスインまで、もう少しです。

2009年5月15日金曜日

グリーンIT EXPO

今週(2009/5/13~15)開催されていた第一回グリーンIT EXPOに行ってきました。
やはり、家電品と同じように、省エネのソリューションが多かったですね。ハードが省エネサーバーもしくはソフトによる省エネ制御といった方法です。
また、データセンター向けでは、排熱の管理がメインです。一部、外気による空調もありました。
ちょっと残念だったのは仮想化に押されて、業務での省エネ(テレビ会議や個人PCの電源管理)が少なかった気がしました。会社の規模に関わらず採用できる仕組みなので、もっと流行ってもらいたいですね。

今まではGridなどの最先端IT技術は、企業の合理化のために利用されてきていましたが、これからは社会一般の私たち一人一人が便利になるように、また大都市だけではなく、地域での生活を助けられるように、変わっていくことが肝だと思うんですけどね。
私たちもS-gridをスタートとして、便利な仕組みを、ドンドンつくって行きますので、お楽しみに!

2009年5月13日水曜日

京セラのイオンとの販売業務提携

2009年5月11日のニュースで、京セラがイオンと太陽光発電システムの販売で業務提携を行うと発表がありました。

普通に記事を読み流すと、「へ〜」とか「京セラも販売に力入れているな」という程度の反応かと思うのですが、現在の太陽光発電の市場からすると、これは非常に画期的な業務提携です。

例えば、イオンが車の販売をトヨタと業務提携する、と聞いたらどうでしょう?皆さん、すごい意外に思うのではないでしょうか?同じように、ヨーカ堂が家の販売をセキスイハウスと業務提携する、と聞いても、「イベントぐらい一緒にやるの?」と思うかも知れませんが、販売で提携とは、イメージしにくいですよね。

車も家も、メーカーが自分たちでディーラー等の販路を持っており、それを小売業にお願いすることは、販路の方向転換(=ディーラー等の役割が減る)につながる為、なかなか簡単では無いのです。同じ事が、車をインターネット上でオーダーするダイレクトの販路ができたときも問題になりました。(結局、いまでも一部のメーカーしかやっていないのでは?)

今回は、イオンはイオンクレジットサービス提供の専用ローンも契約可能、との事で、単純に販売店をモール内に設置する、という話だけではないようですが、「環境のために良いことを、お互いが積極的にやっていく(そのために、既存の仕組みを変えていく)」という姿勢は、非常に評価できると思います。
ちょっと、イオンに行った際には、ぜひ、京セラの太陽光発電システムを手にとって(!?)みてはどうでしょうか。

2009年5月8日金曜日

グリーンITの普及

来週の5/13〜5/15まで、東京ビッグサイトで「第1回 グリーンIT Expo」が開催されます。

このイベントは第1回ですが、ここ1年で、各種のグリーンITのイベントが開催されていて、徐々にITの部分にも「グリーン化」が進展してきています。
この頃、省エネ・マインドも向上してきているので、会社や家庭のPCを使用しない時間まで起動しっぱなし、という人は少なくなってきている(ハズ)と思いますが、インターネットをやっている裏には、24時間、まったく電源が止まることなく「サーバー」が動いています。

京都議定書の基準年が1990年なので、その頃はまだインターネットが普及していなかった為、これらITの電力量は少なかったのですが、その後の爆発的な普及により、この電力量の急増が大きな問題となっています。

とはいえ、この便利で効率的な生活によりCO2削減に貢献できた部分も多いでしょうし、今から、インターネットのない生活に戻る、というのも難しいと思います。
逆に、飛行機による出張を減らしたり、買い物に自動車で行く回数を減らす(少なくとも「価格を見に行く」だけは減らす・・・とか)ためには、今まで以上にITを駆使した方が良いこともいっぱいあります。

そんな持続可能な社会を作っていくために、環境に対してITができることは何か?
それが、この「グリーンIT」です。
私たちも、エネルギーのソリューションとして、貢献できることはないか?を検討しています。そして、省エネだけでなく、自然エネルギーの利用により、持続可能なITを普及していきたいと思っています。

来週は、そんな「すぐ来るITの未来」の姿を見られることを楽しみにしています。参加は無料ですので、興味ある方は行ってみてはいかがでしょうか?

2009年5月7日木曜日

海外の太陽光パネルメーカーの状況

日本では国を挙げての太陽光発電ですが、米国の状況をちょっと覗いてみましょう。

アメリカのSunPowerは、先月末(2009/4)に、Q1は利益減少&工場の新規計画を延期すると発表しました。また、2009年の売上げ目標も減少する見込みとしています。

また、業界での競争が激しくなっており、First Solarや、Suntech Powerとの価格競争により、利益が減少していることも大きな利益押し下げ要因となっているようです。
記事

このように海外の記事を読むと、ユーザーとしては、パネルの価格が下がることは歓迎できますが、すでに日本のメーカーがコンペティターとして出てこない状況は、ちょっと寂しいい状況です。(インテルが席巻したCPU/MPU業界に似ています)
このように、海外で販売が激化しているということは、日本も海外メーカーの主戦場になる日も遠くないでしょうね。

2009年4月27日月曜日

日産、電気自動車を量産!

日産は、来年の秋から、神奈川県の工場でEVを年5万台の規模で量産をはじめるとのこと。
いよいよ、今年から来年に掛けて、電気自動車が一般のモノになり始めそうですね。

とにかく、世界中から日本が期待されているのは、「自動車」なんですよね。
そして、環境でCO2とか温暖化とかいう社会生活に直接影響がないものと違って、自動車というのは、隣をトラックやバスが通り過ぎるたびに「排ガスなんとかならんのかな〜?」と誰もが思っている、まさに直接的な環境問題(ミクロ環境問題・公害)ですよね。
これは、たとえ風車が沢山回っているヨーロッパの国々でも、まったく同じで、ガソリン・ディーゼルエンジンの車は、「必要悪」なんですが、使い続けざるを得ない状況です。

さてさて、日産のEVは、どんなので登場してくるんでしょうね〜?
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=8z059I9H9jo

■EVライブラリー
こちらは、最先端を行くセグウェイ陣営
http://car.jp.msn.com/motorshow/2009_newyork/photo/car/gm_gm_segway_01.htm
こっちは、もっと可愛らしい未来EV
http://blogs.edmunds.com/greencaradvisor/2009/04/exclusive-first-peapod-photos-and-update-on-planned-model-launches.html

2009年4月25日土曜日

自治体での自然エネルギーの教育・啓発

今、われわれが危機感を持っているのが
「太陽光発電が、大量消費社会のモノとして扱われてしまう」
ことにあります。

新三種の神器については以前もブログで書きましたが、「自宅で発電ができる」という代物は、今までの洗濯機や車とはまったく異なることを理解することが重要です。

太陽光を設置した家庭の電気代が安くなる、というメリットだけでなく、
  1. 電気を自家発電できるようになる
  2. 石油やウランなどの資源を使わなくて良くなる
  3. それら燃料・鉱物を海外から買ってこなくて良くなる
  4. エネルギーの自給率が上がる
  5. 海外事情に左右されない、持続的な日本を築ける!!
(途中から CO2が削減される→海外からCO2オフセット証書を買ってこなくて良くなる→海外事情に左右されない、持続的な日本を築ける もありますね)

といった、社会全体でのメリットを考える必要があります。

これまでは、自治体(町役場など)では、公害対策や地域の自然環境保全、といった環境対策が主で、地域の中で閉じている話が多かったと思いますが、これからは、世界的な、少なくとも日本としての環境保護に、どのように地域として貢献するか?といった、開かれている話をしていかないといけません。

よく、自治体の環境課の方から、「太陽光システムは、どこで買うのが一番安いですかね?」といった質問をいただきます。
それはそれでお答えできますが、その前に
「太陽光発電をすることで、地域として、どうやって地球環境保全に貢献できますかね?」
「子どもたちに、おひさまの素晴らしさを教えてあげたいけれど、どのような教育手法がありますか?」
といった質問を、頂きたいと思っています。

いくら安く設置しても、その地域の人たちに、このような気持ちが育たないと、今までの3種の神器と同様に、10年後に、廃棄・利用されなくなってしまえば、それこそ単なる、環境破壊になってしまいますからね。。。

グリーン電力の供給量

グリーン電力の需給・供給バランスの話のつづき

グリーン電力の供給量がなかなか増えない理由はいくつかあると考えられますが、一番は、国を挙げて推進している「太陽光発電」からの電力がノーカウント、つまりグリーン電力として認証されていないからと想定されます。

経済産業省の検討会でも、その点は憂慮しており、以下のような意見が出ています。
>>>
(6)住宅用太陽光発電分野におけるグリーン電力証書の活用
家庭における再生可能エネルギーの普及策として重要性の高い住宅用太陽光発電分野においては、1件の設備容量が他電源に比べ相対的に小さいことから、設備認定やグリーン電力相当量の認証の手続コストが相対的に大きくなっている。その結果、住宅用太陽光発電によるグリーン電力証書は、他電源によるグリーン電力証書に比べ相対的に割高となり、現在住宅用太陽光発電によるグリーン電力証書は十分な活用が行われていない。しかしながら、今後普及が見込まれる住宅用太陽光発電分野におけるグリーン電力証書の活用を目的に、本分野に限り設備認定やグリーン電力相当量の認証の要件を緩和することは、制度全体に対する消費者等の信頼性の確保の観点から、適当ではない。
今後は、設備認定手続やグリーン電力相当量の認証手続を低コストで実現できる太陽光発電システムが求められている。また、太陽光発電システムの製造事業者、自治体、NPO等が中心となって、まとめて実施することにより効率的な設備認定やグリーン電力相当量の認証を可能とする仕組みを構築するとともに、グリーン電力証書を活用したビジネスモデルの構築を図ることが期待される。国もこのような取組を支援していくべきである
>>>
http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g80514b02j.pdf

サステナジーでは「S-Grid」として、この設備認定手続きを低コストで実現するシステムを構築しています。
できるだけ早いうちに、みなさんのご家庭のグリーン電力をカウントして、グリーン電力証書として活用できる仕組みを提供していきますよ〜

2009年4月23日木曜日

グリーン電力の需給バランス

先日のアサヒビールのスーパードライへのグリーン電力利用のように、着実に企業からの需要が増えてきているグリーン電力ですが、重要な供給側は実はあまり増えていないのが現状です。

2006年度までは順調に増加し、10,000万kWhを超えたものの、2007年度には、87,000万kWhに減ってしまいました。その中でも、太陽光発電からの電力量は、140万kWh(全体の0.6%)と微量しかありません。

自然エネルギー(環境によいクリーンなエネルギー)を増やすために作った仕組みで、いよいよ企業も動きはじめているのに、結果として、グリーン電力が増えないのは悲しいですね。

2009年4月21日火曜日

量産競争スピードが命

2009/4/20日経新聞に
「量産競争スピードが命 太陽電池」
という記事が掲載されていました。

それによると、2008年の太陽電池生産ランキングでは、日本のトップであるシャープが2位から4位に交代したとのこと。
生産シェアは、
1位 Qセルズ:独(8.2% -2.2%)
2位 ファーストソーラー:米(7.3% +1.8%)
3位 サンテックパワー:中(7.2% -1.6%)
4位 シャープ:日(6.8% -2.9%)
5位 モーテック:台(5.5% +5.5%)
6位 京セラ:日(4.2% -1.3%)
(他 60.8%)
(括弧内は シェアと増減比)

興味深いのは、増減比が大きいのは、米のファーストソーラーと、台湾のモーテックということです。また、シャープの減少比は-2.9%と他のメーカーと比べても、大きく減少しています。

この業界は、同じ原料(シリコン)を使っているというだけではなく、設備投資の規模勝負であることが、半導体業界と非常に良く似ています。ということは、インテルのように、一度、逃げてしまえば、技術開発にも投資ができ、さらに効率的な(CPUで言えば、高速な)製品を開発でき、さらに大規模な生産が可能になることが予想されます。
(詳しくは、こちら

また、記事の囲みで書かれているように、「海外勢が日本市場に照準を合わせてきている」状況ですので、シャープ・京セラといった一企業レベルの対策ではなく、国として協力して進めていく必要があると思いますね。

2009年4月17日金曜日

アサヒビールがグリーンへ

今日(2009/4/17)の日経新聞に
グリーン電力で「ドライ」製造 アサヒビール
の記事がのっています。

ビール系飲料の製造時電力4000万kWh/年をグリーン電力に切り替えるとのこと。
ボリュームも大きい以上に主力のスーパードライに利用するという戦略が素晴らしいですね。というのも、グリーン電力で大事なことは、会社全体で環境に取り組んでいる姿勢を見せることで、一回限りのイベントや、周辺商品につかっても顧客へ伝わらないのです。

もちろん、このグリーン電力購入のお金が次のグリーン電力への投資につながります

同業他社の動きも要チェックです(スーパードライの缶はグリーンになるのでしょうか?)

2009年4月16日木曜日

パナソニックの創エネ

昨日(2009/4/15)、パナソニックがお披露目したエコアイディアハウスを見てきました。

一気に環境経営にシフトして、環境で日本経済を立て直す!との戦略を、大きなグループを抱えるパナソニックが採って、形にしてきたことは、大きく評価するべきことだと思います。

またコンセプトの一つの「創エネ」
省エネに音をかけている上に、非常に分かりやすく、ステキなワードじゃないですか!
これから、省エネ&創エネで日本を豊かな環境の国にしていきたいですね

2009年4月15日水曜日

商社の太陽光関連事業の強化

2009年4月14日付けで「伊藤忠 太陽光強化へ日米2社買収」とのこと

伊藤忠の会見によると、「(今回の買収によって)日米欧の3極で川下の販売体制を構築できる」ということで、商社として川上から川下までの垂直統合を行い、太陽光事業を強化していく戦略が見えます。

すでに、三菱商事も2009/3/5にスペインのアクシオナ社と提携し、ポルトガルで世界最大級の太陽光発電を行うと発表していますし、三井物産も昨年、太陽光関連の専門部署を設置しているということで、商社の動きが活発化しています。

特に、今回の動きは、国内の太陽光発電推進に、大きなインパクトがあると思いますので、ぜひ、他の商社も他の業界も一緒になって、国内の環境保全に参加してきてもらいたいですね。

2009年4月13日月曜日

おひさまと農業の関係

おひさまと農業というと
「太陽の光を受けて、農作物が育つ」
というのが一番基本ですが
エネルギーという観点で考えると、現在の農業は非常に多くのエネルギーを必要としています。

畑を耕すのにも、トラクターなどで石油エネルギーを使っていますし、温室では、ボイラーなどでも石油エネルギーを利用しています。
また、実際に収穫する時、そして収穫した後の梱包・貯蔵・輸送等でも、電気や石油等のエネルギーは必ず必要となってきています。

そんなエネルギーを、順番に、自然から生まれたエネルギーに代替させていくことで、農業を環境にやさしい形に変えていく、そんなお手伝いができたらと考えています。

2009年4月10日金曜日

家庭での太陽光発電の社会インパクト

家庭での太陽光発電は、電気ができたり、二酸化炭素を出さなかったり、経済的にも環境的にも、メリットがあるのですが、さらに社会的なインパクトがあると考えています。
それは、時間を経営者に売らなくても、収入が得られることです。

簡単に言ってしまうと、お日様の力を、農業のように活用して、一次産業のように、利益がでるということです。

これは今までの産業構造ではあり得なかった利益の生み方であり、逆に農業や林業のように、今まで人間社会ができてから続けてきた生活に近いとも考えられます。

そんな家庭が増えて収入の半分は発電収入となったら、きっと時間的にも豊かな社会になるんでしょうね

2009年4月9日木曜日

太陽光発電システム設置工事

太陽光発電がブームになってきている感がありますが、ぜひ設置を検討されている方は、重要視していただきたいのが、「設置工事」です。

というのも、太陽光発電システム、実は、設置工事が命です。
工事のレベル次第で、屋根に影響が出てしまったり、発電効率が悪くなったり、はたまたメーカー保証が効かない等の問題が発生してしまいます。
経済産業省でも、設置への補助金を出すのとあわせて、設置工事等に携わる人材の開発を、独自にはじめています。(→太陽光発電システム設置工事に関する研修事業)

とはいえ、どこの施工業者がレベルが高く、どこが危ないか、という情報は、入手することが難しいのが現状です。地域によっては、自治体でそのような情報を教えてくれるようですので、ぜひ、設置のサインをする前に、設置工事もしっかりと確認してみてください。

2009年4月7日火曜日

ホームページ スタート!

サステナジーのホームページをリリースしました。

いよいよサステナジー事業の公開(航海!?)の開始です。
個人(家庭)の方に向けては、ご家庭の太陽光で生まれた環境価値(グリーン電力証書)の認証事業を行います。これから、企業の方々にもご支援いただきながら、家庭の太陽光発電システムの設置を、強力に推し進めていきます。

企業の方に向けては、企業であっても「損しない」太陽光プロジェクトの計画・立案等をサポートします。また、「グリーン電力」などの環境価値をうまく活用した、効果的なマーケティングやブランディングの立案をサポートいたします。

家庭向けのサービス提供は、もう少し先になりますので、ぜひ、ご期待ください。

2009年4月6日月曜日

本当の省エネと、単なる省コストの違い

自然(再生可能)エネルギーを利用する以前に、まずは、だだ漏れの今のエネルギー消費をコントロールすることが、とっても大切です。
そうではないと、栓が抜けているお風呂にお湯を張っているようなモノで、いくら太陽光だの風力だのと言っても、発電にコストだけが掛かってしまいます。

そこで、そんな方には、まずは「省エネ」をオススメしますが、その際に、気をつけてもらいたい点が、1点。
私たちの考える「省エネ」は、その通り、「エネルギーをセーブすること」であって、「エネルギーのコストを下げること」とはイコールではありません。

逆に言えば、「エネルギーのコストを下げること」だけを最終的なゴールにしてしまうと、例えば、灯油から電気に変えれば安くなる、とか、LPGを都市ガスに変えれば安くなる、で良いことになります。
でも、考えてみてください。今の電気は、結局、石油やガス、原子力から作られていて、コストを下げることだけでは、エネルギー自体をセーブしている訳ではなく、CO2も減っているのか?確認しなければ分かりません。

ということで、私たちが実施する省エネの場合は、「エネルギー自体をセーブすること」そして、それを生み出すのに必要な有限な資源(石油やガス・ウラン等)を減らしていくこと、結果としてCO2排出量を削減すること、を重要視します。

ぜひ、家庭で省エネをする際も、そんなことを気にしてみてください

2009年4月5日日曜日

サステナジー(株)のホームページ最終調整中!

「サステナジーのホームページってどこにあるんですか?」
と週末、知り合いの方から質問を受けたのですが、ごめんなさい、あと一息でオープンできるところなので、もう少しだけお待ちください。

これからの自然・再生可能エネルギーをしょって立つような、かっこいいロゴ!!をデザイナーの方といろいろと調整した上に出来上がっています。そのデザイン・カラーにあわせて、最後の調整をホームページの方も行っていますので、少し時間が掛かっていますが、もうすぐ、です。


とはいえ、この毎日、すごい速度で進んでいくエネルギー業界の状況にあわせて、ホームページも、どんどんパワーアップ・アップデートできるようなフレキシブルなものにしていきたいと思っています。ブログ・PPT・PDF・画像・動画等、いろいろと組み合わせて、楽しくて、分かりやすいホームページにしていきたいと思っています。

いちおう、トップへのリンクだけ張っておきますね
http://www.sustainergy.co.jp

2009年4月3日金曜日

アメリカでもFIT制度が広がる

新エネルギーに取り組み始めているアメリカでも、太陽光発電のFIT(固定買取制度)が広がり始めています。

この2009年4月1日には、カリフォルニア州で、10〜20メガワットからの小規模(!?)の制度開始を検討しているとのこと。アメリカの場合は、日本のような家庭だけではなく、事業者も入ってくるので、ここをFITで促進すると言うことは、大きく社会の方向性が変わってくると思われます。
→向こうのNPOのサイト(http://www.votesolar.org/

いよいよ、日本でも太陽光発電のFITが始まりますが、「上限30メガワット?」なんていう抑制する話をせずに、ここで日本の新エネルギーの技術力をグッと伸ばして、アメリカに技術を輸出していきたいものですよね。

電気自動車への流れ

いよいよ、電気自動車への流れが、今までの「エンジン自動車」とは異なる方向に向かってきました。

http://money.cnn.com/video/technology/2009/03/17/fortune-bg-aptera.fortune/

今までの電気自動車というと、エンジン自動車のエンジン部分を取り外して、かわりに(4輪駆動なりの形で)モーターを設置する、という形でしたが、アメリカでは、今までの型とは異なる、新しい形の電気自動車が離陸しそうな感じです。(まさに形も、自家用ジェット!?)

価格は、これで三〇〇万円ぐらいであれば、日本で走り始める日も、遠くないんじゃないでしょうか??
(グリーン電力を利用する・しないに関わらず、省エネ・エコであることは確かでしょうね)

2009年4月2日木曜日

家庭用太陽光発電が大幅な伸び

今日(2009/4/2)の日経新聞朝刊に、家庭用太陽光発電が、補助制度により普及に弾みが付いた、というニュースが出ています。

件数は、今年1月から始まった補助金の申請が3月末までに、1万9160件。
2008年の第3四半期までで、約4万件の販売実績とのことですので、2008年の1年だけでも、6万件近くの家庭に太陽光発電システムが設置されたことになりますね。

いままでの合計は約40万件で、この後、さらに普及に弾みが付いていくと考えると、5年以内ぐらいで、100万件の突破は確実な気がしますね。

これによって、太陽光発電の販売だけでなく、いろいろな周辺産業が、大きく育つと思います。

2009年3月30日月曜日

環境への集中戦略

政府が策定を進めている成長戦略の「新三種の神器」として、
1.電気自動車(エコカー)
2.省エネ機能のグリーン家電
3.太陽光発電システム
が新たに定義されたらしいですね。

確かに、環境対応、特に、低炭素社会への誘導として、この1〜3にシフトしていきましょう、という方向性は悪くないと思うんですが、環境破壊の根本にある大消費社会を変えていかなければ、結局、持続可能な社会にはならない訳で、もうそろそろ、「三種の神器」も「三種のサービス」として、サービサイジング化していくのが良いのでは?と思っています。

そうなると、「新三種のサービス」は、こんな感じでしょうか?
1.気楽にエコな移動ができるサービス(エコカー、エコトレイン等の利用)
2.エネルギーを気にせずに利用できる便利な暮らしのサービス(省エネ・エネルギー高度管理家電の利用)
3.自然な持続可能なエネルギーを利用できるサービス(太陽光エネルギーの利用)

どれも、「物」から「サービス」へ変わって、みんなが使いやすく、初期投資少なく始められるような仕組みを、考えていきたいですね

2009年3月27日金曜日

持続的な住環境:グリーンビルディング

太陽光発電などの自然(再生可能)エネルギーが先行している環境対策ですが、エネルギーはあくまでインフラで、エネルギー自体が欲しい訳ではなく、そのエネルギーを使って、生活したり、ものを作ったり、移動したりと、社会生活に必要な「サービス」が本当は欲しい訳です。そこの話までつながらないと、「エネルギー」と言っても、ピンと来ないはずなんですね。

そんな、エネルギーをどう使うか?どう生活に活かしていくか?という話で、もっとも密接で一番求められているのは、「グリーンな(持続可能な)住環境」ではないかと考えています。

いままでも、天然の木を使った家や、省エネハウス・ビルディング(エコビルディング)、おひさまの力をうまく使う「パッシブ・ソーラーハウス」など、いろいろな取り組みがされてきましたが、海外では「グリーンビルディング」という概念に集約され、LEEDという認証制度も確立して、急速に拡大してきています。

特に、このLEED認証が面白いのは、今まで家の価値というのは流動的なもので、しっかりとした指標がなかったと思うのですが、「どれだけ環境によいか?」というのをレベル分けして、レベルが高い認証を取った家は、再販価格が上昇する、なので、高いレベルを取れるように、始めにある程度の投資が可能、という良い循環になっていることです。

まだ、日本では、このLEEDを正式に採用しているハウスメーカー・デベロッパーの方の話は聞きませんが、今後、大きなトレンドになっていくと考えています。

2009年3月26日木曜日

経済産業省によるスマートグリッドのテスト開始

いよいよ、日本でも経済産業省主導で、スマートグリッドの調査(実証実験)が始まるそうです。

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200903240087a.nwc

確かに、太陽光発電が2030年度に5321万kwとなって、原子力発電の4793万kwを超える、という話が現実的になってきた今としては、本当に電力品質を確保できるか、テストする必要はあるでしょうね。

ぜひ、いろいろな問題を日本の技術でカバーして、世界に誇れるスマートグリッド構築技術を、日本が世界に普及していきたいですね。

2009年3月24日火曜日

太陽光発電導入拡大のためのアクションプラン

新聞で毎日のように太陽光発電に関するニュースが掲載されていますが、太陽光発電導入拡大のために、経済産業省・文部科学省・国土交通省・環境省の四省が組んで、アクションプランを組んでいます。
この3月17日には、その進捗状況のフォローアップと今後の取り組みについての資料が公表されました。
http://www.meti.go.jp/press/20090317001/20090317001.html

この取り組みの中でポイントが、目立っている家庭分野だけでなく、産業分野・公的施設・教育機関・医療福祉等の各分野、そして農業への展開を示していることです。
今まで、日本は家庭用の太陽光発電が主導だったため、件数は多いものの、発電量が伸びない、という状況が続いていました。アメリカでもカリフォルニア州では、補助金や税制等を、家庭だけでなく企業にも適応することで、大規模な太陽光発電が普及しています。

実際に電車や車などで移動していると、広い屋根がぽかんと空に向かって開いていたり、工場や駐車場などでも、広い土地が余っていたりと、「ここにも太陽光パネルを設置したら、長い間、発電できるのになぁ」と感じることが多々あります。
さらに、病院や教育機関・避難場所等など、バックアップ用の電源を分散して持っている必要がある施設への設置も進めることで、いろいろな利用の可能性が出てくると思います。

国を挙げて、得意な産業に注力していく、このようなアクションプランは、今、まさに必要でしょうね。

2009年3月23日月曜日

国内CDMの対応

「中小企業等CO2排出量削減制度」、いわゆる国内CDM制度が活発になってきそうな感触です。

それというのも、海外のCDMよりも、国内CDMの方が良い点が多いと思われるからです。
海外CDMでは、海外のプロジェクトで削減されたCO2を排出権(CER)として購入し、国内のCO2排出量をオフセットする、という方法です。ただし、海外でのプロジェクトは、時間とお金が掛かる上に、国内では、排出権としてはカウントできるものの「ブラジルのXXプロジェクトでYYだけ削減されたCERです」と言っても、あまりピンと来ない人も多いため、日本では宣伝効果が高いとは言えません。
逆に、国内CDMでは、国内の中小企業で行った省エネプロジェクトで減ったCO2の量を、大企業のCO2排出枠として利用する、というダイレクトな手法をとります。時間とお金はプロジェクト次第ではありますが、中小企業の省エネであれば「費用対効果」や「期間」が計算しやすく、また「長野県XX社でのエネルギー効率化による削減です」という話であれば、直感的で、地域等への宣伝効果も見込めます。

また、もしも将来的に「100%海外CDMにより、京都議定書の目標を達成できました!」と言っても、海外からは、結局お金だけで解決する日本、国内ではがんばらなかったのか?といった印象を持たれてしまうことは明らかでしょう。(ルール的に許されないと思いますが)

国内CDMだけではなく、各種環境クレジットも整備されてくる2009年度は、いよいよ環境に対して本腰を入れる年になりそうな予感です。

2009年3月20日金曜日

エコシステムへのお賽銭

日経エコロジーの今月号(2009/4)で三浦雄一郎さんが「スキーとかゴルフをやったら、環境へのお賽銭を払うのがよい」というアイディアを語っていました。
このアイディアは素晴らしいと思っています。神様にお賽銭を出す背景には、自分や人間の力では、どうすることも出来ないような、天災や事象に対して、自分たちの生活を守ってもらいたいという気持ちがある訳で、その文化は今、言われ始めている「エコシステム(生態系サービス)」と同じだと思うんですね。
スキーとかゴルフとかも、確かにリフト代や施設利用代は、そのリゾートを運営している人たちに払うとしても山や環境そのものへの保全活動に、お賽銭を払うのって、これから必要な気がします。
リゾートだけでなく、登山とか海水浴とか、みんな一緒ですよね〜

2009年3月19日木曜日

地域も太陽光に注力

昨日(2009/03/18)の経済産業省からの成長戦略原案では、
3つの柱で構成されているようですね。
・「太陽光発電・省エネ世界一獲得プラン」
・「エコカー最速普及・低炭素物流革命」
・「資源大国実現プラン」

それにあわせて、地域でも産業育成に力を入れ始めています。
栃木県・矢板市では、地元にあるシャープの工場を支援する目的で、「シャープ製の太陽光発電システム」を設置した家庭には、「+2万円/kW」(通常3万/kWのところ5万/kW)の助成金増額があるそうです。

どこの地域でも、工場の誘致には力を入れているので、他の地域でも、家庭用の太陽光発電システムへの補助金増額だけでなく、産業用への助成金等、これから増えていくでしょうね。

2009年3月18日水曜日

国をあげて太陽光に注力

今日3/18付けの日経新聞一面に大きく、経済産業省が太陽光に力を入れる記事が掲載されていましたね

詳細は追って書きますが、日本は変わって行く気がしますね

2009年3月17日火曜日

小型の電気自動車

今日もニュースでやっていましたね、小型の一人乗り電気自動車を安く作るプロジェクトができたそうです。目標とする価格は60万程度。近くにお買い物に行くのであれば、これで十分という気がします。

そこで気になったので、ちょっと調べてみると、いろいろと既に作っている人たちはいるんですね。
YouTubeでも色々と自作をしている人たちの動画が見られますが、まず乗ってみたくなったのはこちら
http://www.takeoka-m.co.jp/
タケオカ自動車工芸のミリューR!!

なんともレトロな顔つきで、戦後のスバル360を彷彿とさせます(自分はその時代じゃないけれど)
値段も856,000円ということで、まさに普通の軽自動車レベル。
こんな車が町中を走るような社会になったら、エコなだけじゃなく、とっても楽しい気分になりますね。

2009年3月16日月曜日

大量消費から適量消費へ

金融危機で今までの消費社会に疑問が広がっている世界的な状況ですが、ここで「環境」というKeywordで、またバブルを膨らませることは、何も社会が発展しないと考えています。
(グリーンバブルとかシリコンバレーにかけて、グリーンバレーとかいう言葉が出てきています)

環境という言葉で一番大切な事は、そんなバブル的なグリーンの意味が入っていない「(純粋な)環境」ではないでしょうか?

1世紀前までは、太陽が昇って沈むまでが1日の外での活動時間。また、春に苗を植えて、秋に収穫するサイクルが、1年の時間であったわけで、これこそが、われわれ人間の「環境」だと思っています。

つ まり、地球が太陽の回りをまわって四季が生まれ、地球が自転して一日が存在していますよね。それにあわせて、食べ物を作って、住居を組み立て、衣類をいろ いろ準備してきたのが人間の歴史だと思っています。もし、それを超えようとすると、地球や太陽の自然現象を超えるだけのエネルギーが必要となり、過去に蓄 積されてきたエネルギーを多量に消費するしかありません。
太陽からのINPUTと人間生活でのOUTPUTをバランスさせる「環境」のコントロール、それ抜きには、百年、千年続く人間という種の存続はあり得ないわけです。

そんなコンセプトを簡単に表現すると
「持続可能(sustainable)」となります。
そして、「OUTPUT=消費」なので、大量消費をやめて、INPUTの量にあった「適量」な消費量に変えていくこと。これが、これから、環境を守っていくのであれば、一番、基本的な事だと思いますね。 

2009年3月14日土曜日

ホテルと風車

今年は風が強いことが多いなぁと思うのですが、気のせいでしょうか?
というのも、冬にはスキーによく行くのですが、今年は強風のせいでリフトが止まることが多い気がします(たまたま週末に当たっているだけかもしれませんが)。

そこで、このごろ感じたことは、2階建てのペンションよりも、10階建てのホテルに泊まると、風の強さが桁違いに強いことです。理論的には、「高いほど風力が強い」ということは自明で、そのため風力発電のための風車とかは、高いところに設置するのですが、高層ホテルに泊まって「ビュービュー」という音を聞いたり、ちょっと窓を開けたときに、凄い強さの風が吹き込んでくると、「あ〜、こういう事か」とストレートに実感できます。

そんなホテルで、暖房や給湯、乾燥室等で多量なエネルギーを消費していると、「このホテルの横に、同じ高さの風車建てて、それを使えればよいのに・・・」と、自分への罪悪感をなんとか軽減したい気持ちになってしまうんですよね。景観も損なわず、道路も整備されているから建築もできそうで、ホテルに泊まっている人は安心感を、、、なんていう時代に、早くしていきたいと思います。

2009年3月13日金曜日

太陽光発電 自治体が普及後押し

「東京でも太陽光発電普及するのでは?」と昨日も書いた、すぐ今日に、「東京都内の自治体が相次いで助成制度の新設・拡充に乗り出した」という記事が日経新聞に載っていましたね。

補助金がある都内自治体
千代田区、中央区、新宿区、台東区、江東区、大田区、世田谷区、北区、足立区、青梅市、福生市、西東京市

特に、補助金がもっとも大きい新宿区では、3kWhの標準システムで54万。
国・都の制度と併用すると、100万円軽減できるとのこと。
200万円の初期費用が掛かるうちの半分は補助が出るので、残りの100万円を出せば、お家に太陽光パネルが設置できる計算です。

太陽光パネルは15年以上使えると考えれば、「車を買うよりも賢い投資なのでは?」なんて思ったりしますね。

個人的には、初期の出費が抑えられるということ以上に、多少陰になって、発電量が少ない家庭にも設置できることは良いと思います。そのうち、マンションのベランダでもできると良いですね〜

2009年3月12日木曜日

東京の広い空

東京の都心でまわりを眺めてみても、太陽光パネルを見つけるのは難しいですね
都心部でも、広い空はひろがっているのに…

理由は、ビルの陰になったりして発電が難しいから、と言われているけれど、陰にならないような高いマンションにも付いていないのが現実
というのも、今の太陽光発電システムは、戸建ての家庭向けで、マンションのような集合住宅には、電気を分配するような仕組みが必要になってしまうんですね。(余った電力をどう売るか?とかが、さらに難しい)
でも、日本のように、都心部に人口が集約されている国こそ、マンションとかに太陽パネルの設置を推進するのが良いと思うんですよね〜

そんな、みんなが疑問に思うような「今できてないこと」を「すぐにできること」に変えていきたいと思っています。

2009年3月11日水曜日

マイクロソフトのスマートメータービジョン

エネルギーに関わる取り組みで、我々が特に注目しているのが
「スマートメーター」です。

今までは、家庭の電力と言えば、月に一度、電力会社から送られてくる使用量のお知らせを見て、
「今月はちょっと高かったなぁ。来月は省エネしようっと!」
と思う程度でしたが、
今、海外で進められている取り組みは、電力の使用量をリアルタイムに把握して、さらに、IT機器等を利用して、電気機器の制御までしてしまう!!というアイディアです。

IBMやGoogleはじめ、各社が参入を表明していますが、いよいよMicrosoftも「2019年のビジョン」という形で、立派なVideoを作って、参入の意志表明のようです。

http://www.sustainablelifemedia.com/content/story/strategy/microsoft_vision_for_2019_home_smart_meters

もちろん、われわれも、日本国内でこの流れを推進していきます。
まずは、ビルなどで利用されている電力モニター機器の提供の検討と、家庭に提供するためのコスト削減・仕様の変更等、パートナー企業と一緒に進めていきたいと思っています。

2009年3月10日火曜日

雪の利用と自然エネルギー

エネルギーというと、直接的な「電力」が想像しやすいんだけれど、何でも「力」を持っているものであれば、われわれの生活に活用できるエネルギーになりえるんですよ。

その中でも、自分が一番、期待しているのが「雪」の活用
各地でいろいろな活動をしているのだけれど、ちょっと興味があったのが、「新エネルギーセミナー「北国の底力」(自分は東京在住なので行けませんでしたが)
http://event.hokkaido-np.co.jp/cont/eventdata/46114.php
http://tanto.teiju.com/article/25738517.html

なんて言ったって、タイトルの付け方、「底力」っていうのが、素晴らしいと思いませんか?
実際に、この北海道沼田町で行われているのは、雪を使った冷房の施設をつくっています。

寒いときに降ってきた雪を貯めて、熱いときに利用する
おそらく逆に、熱いときに発生した熱を貯めて、寒いときに利用する
そんな地球のエネルギー(これも太陽のおかげですが)を、うまく活用して行くのが、21世紀の経済なんでしょうね。

われわれも、なにか一緒にできないか、検討中です。

2009年3月9日月曜日

グリーン電力の損金化について

グリーン電力証書に関して、NIKKEI NETでは「現在は企業の社会的責任(CSR)の観点から利用されている」と補足がありました。

これは現状では確かにその通りで、CSRレポート等には「グリーン電力をこれだけ買いました」というような説明ができるのですが、本来、企業が求めている「直接、商品やサービスの差別化に使いたい!」というレベルにまで達していないのが現実です。

ここまで国として英断し、グリーン電力を損金計上OKにしてくれている訳なので、この証書を取り扱う我々としても、企業にとって「寄付金」的な貢献ではなく、いわば「広告宣伝費」的な、直接、嬉しいことにつながるようなソリューションを提供していかなければ、と思っていますし、現在、着々とその準備を進めています。

第1弾のサービス提供は、4月から開始します。
「この機会に、グリーン電力を購入していきたい。でも単なるCSR的な使い方じゃ面白くない」
と思っている企業の方々、ぜひご期待ください。

[速報]グリーン電力の損金計上化へ

昨年より議論されていたグリーン電力の購入費非課税化(損金計上)が、今日の日経新聞に夜と、正式に2008年度より可能になったのこと。

今まで、グリーン電力を利用したい企業は多く、われわれもお話をしてきましたが、電力でありながら、会計上、「寄付金」になってしまうと言うところで、あきらめてしまう案件も多かっただけに、今回の非課税化は大きな一歩だと考えています。

詳細な情報は、また追って追加していきますね。

2009年3月8日日曜日

風力発電も拡大中!

太陽による発電というと、太陽光パネルがすぐに思いつくけれど、太陽温熱であったり、反射鏡使ったりと、いろんな太陽の恵みをエネルギーに変える仕組みがあります。

その中でも、現時点では発電コストが一番安いのが、「風力発電」
まぁ、風力が生まれるのも基本は太陽によって地球が温まるから、と考えれば、二次的に太陽の恩恵を受けている、というエネルギーですかね。(発生には自転とかも影響あるらしいですが)

そんな風力発電、去年は、30%近く、発電量が伸びたそうです。
また、アジアでは、中国が2倍の伸びを見せていて、こちらも、ドイツやアメリカが、風力発電先進国かと思っていましたが、中国もその一角を担うようになりそうで、逆に、日本は、風力発電では「後進国」の部類に入ってしまします。
http://ecology.com/ecology-today/2009/03/02/wind-energy-makes-signficant-impact-on-world-markets-us-china-germany-lead-the-way/


日本も「土地が山がちだから」とか「周りは深い海だから」という「後進国」である理由を説明しているよりは、高い技術力でそれをカバーするような、最新型の風車を発明してもらいたいものだなぁ、、と思いますね。

2009年3月7日土曜日

電気自動車の展開

雑談で電気自動車の普及を話していたときのこと。

A:電気自動車のバッテリー、ここだけレンタルとかにすれば、ガソリンスタンドで、簡単に交換できて、充電いらないよね〜!

B:今までのガソリンスタンド(有人)のように、バイトの人が「がちゃっ」と車に格納されているバッテリーを外して、充電されているバッテリーを「がちゃっ」と付けてくれれば良いよね!?

C:でも、そんな位の作業であれば、セルフで良いじゃん。コインパーキングとかで、そういう施設を設置してもらって、車入れて、スイッチ押すと、洗車機みたいに、「がちゃっ」「がちゃっ」って交換してくれれば良いんでしょ?

A:確かに。ガソリンみたいに引火の危険とかないし(感電はありえる?けど)、ガソリンスタンドみたいに、大きなスペースいらないね。

B:だったら、それができるような自動車とセルフ装置、セットで開発すればよいね〜 あとは、コインパーキングを押さえるぐらい!?

・・・・・まだまだ続く

こんな話で盛り上がっていますが、こんな雑談でも一緒に参加してみたい!という方がいらっしゃれば、ぜひ、こちらへご連絡ください(もちろん個人・企業・官民問いません)。
 ask[at]sustainergy.co.jp (atは@に置き換えてください)

素朴なアイディアでも、みんなで話すことで、実現できるようなアイディアへ深まっていくのでは!?と思っています。

2009年3月6日金曜日

2009年3月6日の日経新聞は環境オンパレード

今日の日経新聞は、どのページを開いても環境系のニュースが載っているという、環境オンパレードな日でしたね。
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経済1:環境対応車 購入に補助金 追加経済対策
     経団連、25兆円規模提言へ

国際2:米シリコンバレー 環境ベンチャー投資が拡大
     昨年9割増、雇用も創出
     (太陽光電池の中心地「ソーラーバレー」)

企業1:入退出管理 省エネに
    「環境」テーマの研究機関 三菱ケミカル
     新素材、事業化探る

企業2:船舶、環境性能を向上 規制強化に対応
    2月新車販売 インサイト10位
    リチウムイオン電池、新たな用途
    三井物産が長期経営計画
    (重要項目として「エネルギー・環境総合戦略の確立」等)
    欧州企業への34%出資発表 三菱商事
    (スペインの新エネルギー会社、アクシオナの太陽光発電子会社へ)
    古紙100%のコピー用紙 リコー、販売再開へ

東京・首都圏経済:小型電気自動車を公開 墨田区など試作 観光客の足に
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去年もエコプロダクツ展(日経主催)の際には、企画広告等含め、この時期に合わせて持ってきたなぁ、といったニュースが多かったのですが、今日は、たまたま、複数の会社が時期を同じくしてニュースとして掲載された、という感が強い誌面でした。

きっと、これから、企業の動きは、もっともっと加速していくこと間違いないですから、1面から社会面まで、みんなが環境的なニュースで埋まる日も、遠くないかもしれません。
(前日の3月5日「三菱商事 太陽光発電に参入 世界最大事業を運営」が大きく1面なのにも驚きましたね〜)

自立施設への太陽光パネル設置

いろんな人に、私たちの太陽光パネル事業モデルを説明してまわっていると、本当にイロイロな可能性を感じます。

いま、ぜひやりたいなぁと思っているのは、ハンディキャップを持っている人たちへの自立支援施設への太陽光パネルの設置。
はじめの十数年で投資を回収できれば、あとは、そこで働いている人たちにあげちゃう!
そうすれば、彼らが年を取って、一人立ちするときに、発電収入のサポートがあるというのは強いと思っています。
いろんな課題はありそうだけれど、環境+福祉は重要なコンセプトにしていきたいですね

2009年3月5日木曜日

太陽経済の会

『太陽経済の会』のシンポジウムに参加してきました

いよいよ環境がベースとなる社会が始まるかもしれない、というワクワクした気持ちになりました。


自分も今まで、大企業さんへのコンサルテーションをしてきましたが、環境というキーワードは、収益性を考えると「禁句」だったんですよね。あくまでCSRにしか過ぎない次元でした。

それが、こんなに著名な力のある方々が、「環境経済システムをつくるぞ!」と集まることは、数年前からすると驚きであり、とても嬉しいことです

これから、私もできるだけ、太陽経済の会のお役にたてるよう活動していきたいと思いますので、ぜひ、みなさんも、この会の活動を楽しみにしてみてください。

 太陽経済の会HP: http://www.taiyo-keizai.com/index.html

P.s.スタッフの方々、お疲れさまでした。何よりも熱い気持ちが伝わりましたよ!

自然エネルギーを提供する会社!!

いよいよ、自然エネルギーを市民・企業に提供していくための会社が動き出します。

外資系コンサルティング・ファームで働いてきましたが
去年(2008年)、環境と経済のギャップの大きさに限界を感じ
新たな一歩を踏み出しました。

2008年4月から一人で動き始め、7月に同じコンサルティング・ファーム出身で既に自然エネルギー系の事業をやっている先輩と意気投合、10月から実業務のサポートを始め、2009年になっていよいよ全国展開!!の準備を進めてきました。

その後、会社という組織を作るために、いろんな方々と調整を進め、いよいよ2009年4月から、事業を本格的に開始します。

今後、このブログに、どんなサービスを提供するのか?どんなメリットがあるのか?など、情報を載せていきますので、興味ある方はWatchしていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。